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STORY
主人公であるジェイクは作家として成功を収めているがその裏では、妻・マギーとの関係に葛藤を抱えていた。自分の本心を探るため、彼は妻や娘、精神科医などの女たちとの対話を現実と想像の両方で重ねていく…
ジェイクの女たち
(原題:『Jake's Women』)
ニューヨークのニール・サイモンシアターにて1992年に上演。
本来、『ジェイクの女たち』は1990年にブロードウェイで上演予定だったが、キャスト決定前に開かれた読み合わせにおいて、ニール・サイモン自身が台本の方向性のなさなどを感じ、一度上演を断念している。それから、25回にも及ぶ書き直しを経て、実際に上演されたのは、2年後の1992年である。
戯曲の本体である悩みや想念がニール・サイモン自身のものでないかと言われているが、サイモン自身はこの作品を自伝的と評されるのを嫌っている。
(参考:早川書房出版 酒井洋子訳『ニール・サイモン戯曲集V』)
日本では1993年8月に訳・演出が青井陽治氏で、PARCO劇場にて上演されている。
WRITER
ニール・サイモン(1927-2018)
ブロードウェイを代表する喜劇作家。
膨大なセリフ量で自虐的な笑いを誘う喜劇が多い。
1950年 代から本格的に放送作家をはじめ、61年に劇作家デビュー。
代表作である『おかしな二人』( 1965)が大ヒットし、第19回トニー賞劇作家賞を受賞。他、『グッバイガール』が第35回ゴールデ ングローブ賞脚本賞を受賞。『ヨンカーズ物語』が第45回トニー賞作品賞、ピューリッツァー賞戯曲部門で受賞している。他多数の受賞歴を持つ。
総合実習とは
プロの演出家、先生方に指導を頂きながら、実際の劇場を使用し、稽古、仕込からデザイン、オペレート、お客様を招いて公演を行うまでのすべてを学生が担当する日芸演劇学科の実習系カリキュラムの中心となる授業です。ひとつの作品を上演し、学生がそれぞれの担当領域を責任をもって担当することを目的としています。
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